大陸の覇者へ立ち向かう旅へ出よう！
「オクトパストラベラー 大陸の覇者」は、RPGらしさがたまらないスクウェア・エニックスの新作シングルプレイRPGだぞ！
Switchで発売されたRPG「オクトパストラベラー」の数年前を舞台に、オルステラ大陸で富・権力・名声を極めた巨悪に立ち向かっていく物語だ。
ドット絵とCGが融合した「HD-2D」グラフィック、人間味溢れるストーリー・BGM。そして、戦略性の高い戦闘と育成。ボリュームもある。大作になっているぞ！
マルチプレイなしの「シングルプレイRPG」
富、権力、名声にまつわる重厚なシナリオ。
フィールドやダンジョンを探索し、街で買い物をし、ターン制のコマンドバトルで戦っていく、家庭用RPGのようなプレイ感が特徴だぞ！
オンライン要素はなく、キャラクターは召喚制。序盤を遊ぶ限りでは理不尽なゲームバランスは感じず、レアリティの低いキャラでも十分に戦える内容になっているぞ。
ある程度任意の順番でクエストを進行できるため自由度が高い。そして、スマホでも操作性は快適だぞ！
新要素「8人編成コマンドバトル」
敵の弱点を突くのが重要なブレイク&ブーストシステム。
8人のキャラでパーティを編成し、前衛と後衛のキャラを切り替えながら戦うパーティバトルは、Switch版にもなかった新要素だぞ！
後衛に配置したキャラはターン毎にHPとSPが回復するため、こまめにキャラの前後衛を切り替えつつ敵の弱点属性を突くのが楽しい、戦略性を重視したバトルになっているぞ！
「オクトパストラベラー 大陸の覇者」の特徴はスマホでも健在だった「家庭用RPGらしさ」
Switch版もそうだったが、大人向けの描写が多め。
スマホRPGというよりは、家庭用RPGをスマホに落とし込んだといった感じだ！
コマンドバトルの戦略性、ボス戦の緊張感、買い物や会話の楽しみも、全部織り込まれているぞ。
それでいて細かいところは現代的にブラッシュアップされている。仮想パッドなしでも出来る移動や戦闘でスワイプでコマンド入力する操作になっているぞ。
街やダンジョンはレールのように道が敷かれ、シンプルになりながらも、分かれ道も多く、探索の楽しみや発見もあるぞ！
深いストーリーと、街を探索する楽しみ
3人の悪役、どれもキャラ立ちまくり。
「人間の欲」をテーマにしたというストーリーも強烈だ。麻薬や売春、奴隷制度など、人間の欲望や暗部が強烈なセリフで描かれているぞ。
90年代にRPGを遊んでいた、かつての少年少女も大人になり、酸いも甘いも噛み分けられるようになったということなのだろうか、暴力描写や性表現もほのめかすアダルトな物語が展開されていくぞ。
最初、プレイヤーが操作するキャラ一行は喋らず、ほとんどの行動をフキダシで表現され、戦闘中やガチャ演出以外で喋らなかったが、各イベントで物語を動かしていく登場人物や、そして焦点が当てられている三人の覇者たちのヒールっぷりがとにかく濃くてたまらなくなっているぞ！
もちろん操作キャラたちにも各自イベントが用意されているので、キャラクターは丁寧に掘り下げられているぞ！
ゲームの流れ
名声、富、権力…。本作のボスキャラであり、育成要素である3つの欲望のことだ。
ちなみにどのシナリオから開始してもすぐに他のシナリオも遊べるようになるので安心だ！
今回のボスキャラは人間が多く巨大なドット絵で描かれているぞ！
各キャラのステータスをタッチし、スワイプしてブースト量を決める操作方法が面白いぞ！
今作の目玉の一つ、フィールドコマンド。街の住民から情報を聞いたり、戦ったりアイテムを買ったりするという異質なシステムだ。
シナリオをこなしたり実績をクリアすることで富・名声・権力をレベルアップさせ、新たな情報やアイテムを引き出せることもできるぞ。
西木康智氏が手がけるBGMもすごいぞ。それも新曲もあるとか。あとマップも地図があるしファストトラベルもあるしいたれりつくせりだ。
退廃的な雰囲気や神秘的なダンジョンを彩るBGM。そして、戦闘曲は魂を焦がすほどに勇壮＆メロディアス。
混迷を極める2020年。欲望に振り回される彼らの苦悩は、決してファンタジーだけの話ではない…
貧困、格差、才能。我々が日々悩んでいる生きづらさがドット絵だからこそ痛切に描かれる。そんな風に感じてしまうかもしれない…
